
「これからWebデザイナーを目指したいけど、スクールに通うほどのお金はない」「Webデザインに興味があるので、まずは本を読んで概要を知りたい」と思っている方はたくさんいるのではないでしょうか。
今回は、そんなWebデザイン初心者のあなたにぴったりな本を3つのカテゴリに分けて計10冊ご紹介します。
デザインの基本に関する本
まずはデザインの基礎知識を学び、デザインツールの使い方に慣れることから始めましょう。
①ノンデザイナーズ・デザイナーブック
出版社:マイナビ出版
著者:Robin Williams(ロビン・ウィリアムズ)
出典:https://book.mynavi.jp/nddb/
Webデザイナーであれば必須の入門書。デザインに関する4つの基本原則について書いてあり、プロでなくても見やすいデザインや伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作るための知識を学べます。
タイトルの通り、 “ノンデザイナー” 、つまりデザイナーでない方にもおすすめできるデザイン初学本です。
②トレース&模写で学ぶ デザインのドリル
出版社:ソシム
著者:Power Design Inc.
出典:https://www.socym.co.jp/book/1257
「デザイン書を読んでコツがわかった気になっていても、実際に手を動かそうとすると思ったようにデザインができない」という悩みを抱えている方におすすめの1冊です。
デザインのスキルは何度も練習して経験を積むことで身につけていく必要があります。本書ではデザインの練習に必要な題材・素材・テキスト・完成見本のデータをダウンロードできるので、解説を読んで手を動かしながらトレース作業を行えます。
演習は30問あり、1冊を通してデザインの基本技術を習得できるでしょう。
③なるほどデザイン 目で見て楽しむ新しいデザインの本。
出版社:エムディエヌコーポレーション
著者:筒井美希
出典:http://naruhodo-design.com/
本書では、デザインするうえで必要な基礎・概念・ルール・プロセスを、図解やイラスト、写真などのビジュアルを使って解説しています。
現役デザイナーが、豊富なビジュアルとともにわかりやすくデザインをひも解いているので、ただ眺めているだけでも楽しめるデザイン本です。気分転換にアウトプットをしたいときに読んでみてはいかがでしょうか。
④もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本
出版社:翔泳社
著者:ハラヒロシ・ハヤシアキコ・平本久美子・ヤマダジュンヤ
出典:https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798142838
この本はすべてクイズ形式で、「A案とB案、どちらが適切なデザインか?」を考える構成になっており、全体を通してデザインの知識を磨けます。
ただなんとなく選ぶのではなく、選択の理由まで言葉にして説明することで、デザイン初心者にとって理解が深まる本となっています。
⑤見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色
出版社:インプレス
著者:ingectar-e
出典:https://book.impress.co.jp/books/1119101155
デザイン初心者であれば、「デザインのレイアウトは決まったけど、配色がなかなか決まらない」という悩みがあるのではないでしょうか。
この本は、センスの良い色の組み合わせを選ぶための3色の配色アイディアに特化しています。配色選びに悩むことなく、見栄えよく配色するヒントを得られるでしょう。
すべての配色に対してデザインの作例が掲載されているので、デザインのイメージを掴みやすくもなっています。
Web制作の知識に関する本
「コーディングって難しそう」「UIって何?」という疑問を持つWebデザイナー初心者の方へ。ここではWeb制作知識を学ぶときにおすすめの本をご紹介します。
⑥いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門 レイアウト/配色/写真/タイポグラフィ/最新テクニック
出版社:SBクリエイティブ
著者:伊藤庄平・益子貴寛・久保知己・宮田優希・伊藤由暁
出典:https://www.sbcr.jp/product/4797389654/
本書では、Web制作に関する内容がまとまっているので、これからWebデザインを学ぶ方、または一気に学びたい方にはぜひ手にとっていただきたいです。
レイアウトの原則やレスポンシブデザインのような制作知識だけではなく、配色の基本や配色見本集、マーケティングの知識まで集約されているので、初学以降もずっと使えるおすすめの1冊です。
⑦1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
出版社:SBクリエイティブ
著者:Mana
出典:https://www.sbcr.jp/product/4797398892/
Webデザイン初心者でも体系的に学べる、HTMLとCSSの基本をまとめた本です。
最新の技術に対応し、本にならって実際にWebサイトを作りながら学べるところもポイント。プロの現場でも役立つテクニックがそろい、この1冊でコードの知識からデザインまで学べます。
⑧UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。
出版社:エムディエヌコーポレーション
著者:栄前田勝太郎・河西紀明・西田陽子
出典:https://books.mdn.co.jp/books/3218203018/
WebにおけるUIとは、Webサイトの見やすさ、そして使いやすさのことをいいます。ユーザーがWebサイトに訪れたときに、直感で探している情報にたどり着きやすく設計したり、ボタンなど操作性を直感的にわかりやすく設計したりすることが大切です。
本書では、WebサイトやアプリのUIをチームで作り上げ、改善していくための仕組みや手法が解説されています。
また、UIの「デザインプロセス」をプロジェクトチーム内で共有しながら開発を進めていく手法や、どのように現場で取り入れていけば良いのかも、事例を交えながらわかりやすくまとめられているので、プロジェクト単位で動いている方には特におすすめです。
Webマーケティングの知識に関する本
これからWebデザイナーを目指すときに身につけておきたいWebマーケティングの知識も、本でしっかり学んでおきましょう。
⑨キャッチコピーの教科書
出版社:すばる舎
著者:さわらぎ寛子
出典:https://www.subarusya.jp/book/b286597.html
バナーやWebサイトを制作する際に、デザイナーがコピーを考えたり、目的に沿ってアレンジをしたりする場合もあります。
本書では、ターゲットや目的に対してコピーを考える方法について、具体的な事例を用いて解説しているので、制作の助けになるでしょう。
⑩沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—
出版社:エムディエヌコーポレーション
著者:松尾茂起・上野高史
出典:https://books.mdn.co.jp/books/3214203011/
本書は、Webマーケティングを「Webを通し、その商品の価値をあらゆる形で顧客に届ける一連の施策」と位置づけ、その商品やサービスが本来持っている価値の「100%まで」Webマーケティングの力で伝えられるとしています。
顧客へ価値を適切に届けるためのテクニックや具体的な施策など、Webマーケティングの考え方が詰まった1冊です。
Webデザイナー初心者向けの本を読んで、しっかりWebデザインの知識を深めよう
書店に足を運べば数えきれないほどのデザイン本やWebに関する本がある中で、今回は10冊を厳選してご紹介しました。
どれを選べばいいのかわからないときには、ぜひ今回ご紹介した本を参考にしていただきたいです。例えば、デザインに抵抗がある方は、ビジュアルで楽しめる「なるほどデザイン 目で見て楽しむ新しいデザインの本。」や、クイズ形式で息抜きとして読める「もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本」がおすすめです。
コーディングに苦手意識がある方は、「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」のように、「入門」「初心者」などのワードがタイトルに含まれている本を選んでみてください。
独学でWebデザインを学ぶ際には、書籍以外でオンラインの学習サイトなども上手く活用することで、より効果的な勉強法につながるでしょう。
執筆者 YUI
大学卒業後、金融機関や国内メーカー営業を経験、現在はWebデザインを学びながら副業としてはWebライターやハンドメイドのアクセサリーデザイナーとしても活動中。