
最近、コロナ禍ということもあり、自宅にいながら仕事をこなせるWebライターに注目が集まっています。記事を読んでいる方の中にも、現在Webライターとして働いている方や、これから目指そうと思っている方もいるでしょう。
Webライターを目指すのであれば、SEOライティングは覚えておきたいところです。そこで今回は、SEOライティングの基礎からコツまで詳しく解説していきます。
SEOライティングを身につけることで多くの案件をこなせるようになるため、まだ覚えていない方は今回の記事をぜひ最後までご一読ください。
SEOライティングとは
SEOライティングとは、検索されたときに上位表示されるようなコンテンツをライティングすることです。
検索結果に上位表示されることで、Webサイトへの流入数増加につながり、自社の商品やサービスの宣伝につながりやすくなります。
上位表示するコンテンツは、検索エンジンのアルゴリズムによって決められています。したがって、SEOライティングをするうえで重要になるのは、アルゴリズムに評価されるコンテンツを書くことです。
しかし、検索エンジンのアルゴリズムは非公開であるため、どの対策が効果的なのかわからないことも。そこで重要になるのが「ユーザーファースト」であることです。
Googleでは、企業理念としてユーザーファーストを掲げており、ユーザーを第一に考えたコンテンツを評価しています。つまり、ユーザーに寄り添ったコンテンツ作成を続けていけば、いずれ評価されるものになる可能性が高いです。
SEOライティングをするときは、ユーザーが読みやすいコンテンツを意識して執筆しましょう。
SEOライティングの流れ
SEOライティングをするときは、以下の流れで進めていきます。
- ペルソナ設定
- キーワード選定
- 記事全体の構成作成
- 執筆開始
①ペルソナ設定
ペルソナとは、具体的な条件を定めた人物像のことです。Webマーケティングや企業戦略でもよく使われます。
ペルソナを設定することで、どの層に向けてコンテンツ作成をするのかが明確になります。
例えば、高品質で安価な化粧品を販売しているメディアがあるとします。ペルソナとしては、社会人1~3年目の女性を設定すると良いでしょう。
収入が少なく金銭的に余裕がないと想定する層に対してピンポイントでアプローチすることで、最大限の効果が発揮されるのです。
SEOライティングをする際には、まずはペルソナを設定し、自社のターゲットとなる層を明確化していきましょう。
②キーワード選定
キーワードとは、ユーザーが検索欄に入力する文字です。
各キーワードには、検索ボリュームというものが設定されており、どれくらいユーザーに検索されているのかがわかります。検索ボリュームが多ければ、Webサイトへの流入が増える可能性もあがります。
しかし、検索ボリュームが多いキーワードは、すでに公的機関や大きなメディアがSEOで上位表示されている傾向にあるため、新たなコンテンツでSEOライティングをしても上位表示が難しいかもしれません。
したがって、キーワード選定のポイントは、検索ボリュームがそこそこあり、競合が少ないキーワードです。
以下のツールを使えば調査できるため、自社の商品やサービスにたどり着くまでにどのようなキーワードで検索されるのかを想定し、決めていくのがおすすめです。
- Googleキーワードプランナー
- goodkeyword(グッドキーワード)
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
③記事全体の構成作成
記事構成は、SEOライティングにおける設計書を表します。
構成を作成するときには、同一のキーワードで上位表示されているコンテンツをチェックし、共通して扱われている内容については必ず含めると良いでしょう。
その際、同じ内容を記載するとコピペ扱いになってしまうため、独自の経験則や具体例を盛り込むのが大切です。
また、上位表示には含まれていない新たな情報を付与することで、他のコンテンツとの差別化を図れます。構成を作成する際は、ユーザーが見やすいように構造化するのがコツです。
④執筆開始
ペルソナ設定、キーワード選定、記事全体の構成作成が終わると、いよいよ執筆開始です。
構成を作りこんでおけば、執筆時の業務負荷軽減につながります。執筆時には結論ファーストで書くことが重要で、ユーザーが途中で離脱しないような文章を書かなければなりません。
ライティング時のコツについては、この後詳しく解説します。
SEOライティングのコツ
SEOライティングには、以下3つのコツがあります。
- キーワードを含める
- 共起語を使用する
- PREP法を意識する
キーワードを含める
SEOライティング時には、タイトル・ディスクリプション・見出しにキーワードを含めるようにしましょう。キーワードを含めることで、ユーザーがコンテンツを読んだときに知りたい情報へすぐにたどりつけます。
例えば、「ダイエット 方法」というキーワードでコンテンツ作成をしていたとします。その場合、タイトルは「【初心者必見】ダイエットの方法をわかりやすく一から解説!」のようにすると、ユーザーにわかりやすいだけではなく、検索エンジンが評価するときにも効果的に働きます。
共起語を使用する
共起語とは、あるキーワードについてセットでよく使われる言葉のことです。共起語を文章に含めることで、検索エンジンが評価するときにキーワードと関連したコンテンツと判断し、上位表示されやすくなります。
共起語を検索してくれるツールがあるため、調査するときに活用しましょう。おすすめのツールとしては、以下の通りです。
- 共起語分析ツール
- Keywordmap(キーワードマップ)
- 共起語検索
PREP法を意識する
PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(実例・具体例)」「Point(結論)」の順に書いていく手法です。
ライティング時にPREP法を意識することで、ユーザーが読みやすいコンテンツになります。PREP法の例としては、以下の通りです。
P(結論):SEOライティングでは、ペルソナ設定が重要です。
R(理由):なぜなら、ペルソナを設定することでどの層に向けてコンテンツ作成をするのかが明確になるからです。
E(実例・具体例):例えば、高品質で安価な化粧品を販売しているメディアがあるとします。ペルソナとしては、社会人1~3年目の女性を設定すると良いでしょう。収入が少なく金銭的に余裕がないと想定する層に対してピンポイントでアプローチすることで、最大限の効果が発揮されるのです。
P(結論):したがって、SEOライティングではペルソナ設定を意識すると良いでしょう。
必ずしもすべての要素を書く必要がないため、ケースバイケースで使い分けるのがおすすめです。
PREP法を身につけると、執筆時にあまり悩まずに作業を進めていけるため、文章の質が向上するだけではなく、執筆スピードの向上にもつながるでしょう。
SEOライティングを身につけて仕事の幅を広げよう
今回は、SEOライティングの基礎からコツまで詳しく解説しました。
Webライターとしての活動を始めると、SEOライティングが必要になる瞬間がいつかやってきます。
SEOライティングを身につけることで高単価な案件の獲得にもつながるため、Webライターとして今後も活動していくなら身につけておきたいところです。
これからSEOライティングを身につけたい方は、今回の記事で紹介したポイントを意識しながらライティングをしてみましょう。
執筆者 Yukki
大学卒業後、第一地銀、外資系コンサルに勤務し、現在はエンジニア業務をこなしながらライター業にも従事。取り扱うテーマは、これまで勤務経験のあるテクノロジー領域を中心に発信。これまでの専門性を活かした読者のみなさまに貢献できるような内容を積極的に取り上げていきたい。