副業で業務委託を結ぶメリットとは!?注意点も合わせて解説

副業で業務委託を結ぶメリットとは!?注意点も合わせて解説

近年は政府が副業を奨励していることもあり、多くの方が本業だけではなく、副業に取り組み始めています。この記事を読んでいる方の中にも、副業を始めようと思っている方がいるのではないでしょうか。

しかし、副業を始めるときに「どのような契約形態があるの?」「業務委託を結ぶことはできるの?」と、疑問を持つ方もいるでしょう。

そこでこの記事では、副業時に考えられる契約形態の種類や業務委託を結ぶメリット・デメリット、そして締結時の注意点を解説します。

 

副業時に考えられる契約形態とは

副業時には、以下の契約形態が考えられます。

  • 業務委託
  • 雇用契約

1.業務委託

業務委託とは、法人や個人で行っている業務の一部やすべての業務について、外部企業や個人に依頼することです。

最近では、仕事を発注したい人と受注したい人をマッチングさせる「クラウドソーシングサービス」などが登場し、業務委託が一般的になってきました。

また、自由な働き方が強みであるフリーランスの多くは、業務委託で仕事を請け負っているため、「業務委託=自由な働き方」というイメージを持たれることもあります。

業務委託の中でも、委任契約と請負契約のどちらかに分かれるケースが多く、委任契約とは業務の遂行を目的としたもので、成果物がなくても報酬が得られる契約形態を指します。

一方で、請負契約とは業務の成果物を目的とした契約です。時間をかけて作ったものでも、期待された成果があげられていないと判断されれば報酬は発生せず、逆にほとんど時間をかけずに作ったものでも、成果物として認められれば報酬が発生します。

例えば、プログラムの作成は請負契約であることが多く、クライアントから依頼された仕様を満たしたプログラムであれば、費やした時間に関わらず金銭を得られます。

クライアントによってどちらの契約形態を取り扱っているのかが異なるため、自分の働き方に合った形態を選択しましょう。

2.雇用契約

雇用契約とは労働者が労働力を提供する代わりに、労働者を雇う側が報酬を与える契約形態です。雇用契約では、労働者が雇用主に雇われるという契約を交わすために「雇用契約書」を締結します。

雇用契約の締結後は、労働者が雇用主の指示を受けながら業務を遂行していきます。しかし、低すぎる賃金や長時間労働などの指示をする雇用主も多いため、労働者は賃金面や労働面が法律によって守られているのです。

副業で業務委託を結ぶ3つのメリット

副業には、業務委託と雇用契約があるとわかりました。副業をする場合は本業もあるため、自由な働き方ができる業務委託がおすすめです。

ここでは、副業で業務委託を結ぶ3つのメリットをご紹介します。

1.働き方を自由に選べる

1つ目のメリットは、働く時間や場所などを自由に選べるため、自分の好きな時間に好きな場所で仕事を行えることです。

会社員の場合、決められた時間に会社へ出社し、定時まで仕事を進めていくことが多かったのですが、最近では、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及したため、時間や場所に対する制約は緩んできました。

ただ、制約が緩んできたとしても、会社に雇われて働くことでさまざまな規律や決まりで縛られるため、自分の好きな働き方を実現するのは難しいものです。

業務委託であれば業務を完全に委任されるため、自分の好きな時間に好きな場所で仕事を始められるのです。

2.自分のペースで進められる

2つ目のメリットは、自分のペースで仕事を進めていけることです。

業務委託の場合、仕事の進め方や進捗状況をすべて自分自身で管理する必要があるため、納期まで計画的に行動しなければいけません。

一方で、自己管理が得意な方にとっては、自分のスケジュールに合わせて業務時間を決められるため、自由な働き方を実現できます。

3.仕事を選べる

3つ目のメリットは、仕事の選択が可能なことです。

会社員の場合は、たとえ嫌な仕事だったとしても、会社に雇用されている以上は会社から受けた指示をこなしていかなければなりません。

しかし、業務委託は仕事の管理をすべて自分が行うため、受ける仕事と断る仕事を自分で選ぶことができるでしょう。

副業で業務委託を結ぶ3つのデメリット

副業で業務委託を結ぶ場合、以下のデメリットも考えられます。

  • 法律の適用範囲が狭い
  • 仕事内容と報酬の見極めが難しい
  • すべて自分で管理しなければならない

1.法律の適用範囲が狭い

1つ目のデメリットは、業務委託契約では労働基準法が適用されない部分があるため、法律によって守られる範囲が狭いことです。

雇用主に雇われる雇用契約の場合は、労働基準法などさまざまな法律によって労働者が守られています。

しかし、業務委託で副業を行う場合は、最低賃金や休日の確保がされていないため、自分自身で注意しなければなりません。

2.仕事内容と報酬の見極めが難しい

2つ目のデメリットは、仕事を引き受けるときに仕事内容と報酬のバランスを見極めるのが難しいことです。

業務委託は、基本的に依頼してくれるクライアントと価格交渉をしていきます。価格交渉をするときには、依頼される内容をどれくらいの工数でこなせるのかを的確に見積もる必要があるのです。

もし、数時間で終わると思っていた作業が1週間以上かかってしまった場合、時給換算にすると数百円になってしまうケースがよく見られます。業務委託で適切な報酬を得るためにも、作業時間の見積を正確にこなせるようになりましょう。

3.すべて自分で管理しなければならない

3つ目のデメリットは、すべての管理を自分自身で行わなければならないことです。

メリットにもあげた内容ですが、業務委託では受託する仕事を自分で判断できるため、受けようと思えばいくらでも仕事を受けられます。

しかし、仕事を受けすぎてスケジュール通りにこなせず、クライアントに迷惑をかけてしまっては本末転倒です。

自分自身を上手くコントロールできない方は、業務委託で仕事を行うのが難しいでしょう。

副業で業務委託を結ぶときに注意したい2つのポイント

副業で業務委託を結ぶ場合には、クライアントと「業務委託契約書」を締結することが多いです。業務委託を結ぶ場合には、以下の点に注意しましょう。

  • 偽装請負になっていないか
  • 条件が正しいか

1.偽装請負になっていないか

1つ目の注意点は、偽装請負になっていないかを確認することです。

偽装請負とは、業務委託契約を締結したにも関わらず、発注者側が業務指示や業務時間の管理などをしていることです。

本来であれば、業務指示や業務時間の管理といった業務に関わる管理は、雇用契約でのみ許されている行為になります。

契約締結時には、事前に業務や時間の管理方法を明確にし、契約書にも記載してもらうようにしましょう。

2.条件が正しいか

2つ目の注意点は、報酬や完了の定義が正しく契約書に記載されているかを確認することです。

業務委託契約を結ぶ場合、事前にお互いの条件面を確認し、問題がなければ契約書の締結となります。

しかし、悪質なクライアントは事前に話していた内容と違うことを書面に記載し、契約書を盾にこちらの要望に応じない場合があるのです。

契約書を締結するときには、書面の内容を必ずひと通り確認しておきましょう。

副業時には業務委託で自由に働こう

今回は、副業時に考えられる契約形態の種類や業務委託を結ぶメリット・デメリット、そして締結時の注意点を解説しました。

業務委託は働く時間や場所を自由に選べるケースが多いため、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が可能です。

しかし、自分自身ですべてコントロールしなければならないため、自己管理を上手く行いながら業務を進める必要があります。

これから副業を始める方は、自由な働き方ができる業務委託契約を結んで副業を行うのがおすすめです。

 

 

執筆者 Yukki

Yukkiさんプロフィール大学卒業後、第一地銀、外資系コンサルに勤務し、現在はエンジニア業務をこなしながらライター業にも従事。取り扱うテーマは、これまで勤務経験のあるテクノロジー領域を中心に発信。これまでの専門性を活かした読者のみなさまに貢献できるような内容を積極的に取り上げていきたい。

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