複業と副業の違いは?複業のメリット・デメリットや複業の始め方をご紹介!

複業と副業の違いは?複業のメリット・デメリットや複業の始め方をご紹介!
複業と副業の違い

「ふくぎょう」という言葉を聞くと、多くの方が「副業」を思い浮かべるのではないでしょうか。最近では「複業」という言葉もよく見かけるようになりました。

読みは同じでも、副業と複業の意味には違いがあります。今回は複業にフォーカスして、メリットやデメリット、複業に向いている人、複業の始め方をご紹介します。

 

複業と副業はどう違うの?

副業は、本業とは別でサブの仕事として行います。隙間時間でできて、本業の時間を圧迫しない程度の業務が多いです。

それに対して複業は、本業と同様にメインの仕事として行います。副業と比べて収入が多く、作業時間がかかり、労力を要する傾向にあります。

副業と複業の違い

副業は主に収入をアップを目的としますが、複業はスキルアップや人脈作り、自己実現などを目的とします。

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複業には魅力がたくさん!5つのメリット

副業ではなく複業だからこそ、プラスに転じる部分がたくさんあります。特に魅力的なポイントを5つご紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。

①複業で気軽に力試しができる

会社員や公務員など、サラリーマンとして1つの場所でずっと働いてきたけど、新しいことにチャレンジしてみたいという方はたくさんいるのではないでしょうか。

ただ、今の仕事をすぐに辞めて転職をしたり、独立をしたりするのは大きなリスクが伴います。今の仕事よりも良い環境かどうか、自分のスキルを発揮できるかどうか不安なので、どうしても足踏みしてしまいますよね。

そんなときにおすすめなのが複業です。本業を辞めることなく新たな分野に挑戦できるので、気軽にトライアンドエラーを繰り返すことができます。

②複業でリスクを分散できる

このご時世、本業で何が起こるかわかりません。会社がずっと自分を守ってくれるかわからないので、本業で何があっても生きていける状態を作っておくことがとても大切です。

複業をしていれば、たとえ本業の収入がなくなったとしても収入がゼロになることはありません。他の仕事を見つけるまで、複業で食いつないでおくことができます。

③複業で人脈を広げられる

本業とは別の会社で複業することで、新たなコミュニティ形成が行われます。本業では関わることのなかった人と、つながりを持てるかもしれません。

また、複業先で出会った人に認められ、新たな複業先を紹介されるということも。働く場が増えると出会いの場も広がるので、1つ1つの出会いを大切にすることで、仕事の幅も広げていくことができます。

④複業で知見を広げられる

一生1社で働いていると、1つの会社の価値観にしか触れられないですが、何社かで複業社員として働くと、いろんな会社の価値観に触れ、視野を広げることができます。

例えば本業ではマーケターとして広告運用しか任されていなかったけれど、複業先では市場調査やプロダクト開発にまで関わらせてもらえるかもしれません。1社だけにとどまっていては得られなかった知識を得て、どんどんスキルアップしていきましょう。

⑤複業で得た知識やスキルを本業に還元できる

複業先で得た知識を自分の中だけにとどめておくのではなく、本業に還元することで良い循環が生まれます。

本業と複業で生まれる良い循環

複業することで本業のパフォーマンスが落ちるのであれば、会社が複業を認めることは難しいかもしれません。ただ、複業先で得たスキルや知識を会社に還元してくれるのであれば、会社としても資産が増えるので嬉しいはずですよね。

本業の会社、複業先の会社、自分自身の3者がWin-Win-Winな状態を目指しましょう。

複業を始める前に知っておくべき3つのデメリット

複業は良い面もありますが、自己管理をきちんとできなければ悪い影響を及ぼす可能性があります。特に意識するべきデメリットを3つご紹介するので、1つずつ見ていきましょう。

①複業を容認している会社が少ない

株式会社リクルートキャリアが2019年に行った、兼業・副業に対する企業の意識調査によると、社員への兼業・副業について認めている企業(推進+容認)は30.9%でした。

複業リクルート調査

引用:株式会社リクルートキャリア「兼業・副業に対する企業の意識調査(2019)」https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200324-01/

現在は複業を認めている会社の割合は徐々に増えていると思いますが、全体の半数にも至りません。複業をやる意欲があっても、会社が認めてなければ積極的に挑戦しづらいですよね。

ただ、近年ではテレワークが浸透したことをきっかけに、アサヒビールやみずほフィナンシャルグループなど、IT企業以外の大手企業でも複業解禁が進んでいるので、今後さらに複業が浸透していくことが予想されます。

②複業でオーバーワークになる危険性がある

複業は、副業と比べて時間も労力も要するので、気づけば自由な時間がなくなっていたということも。複業によるオーバーワークを防ぐには、1週間あたりの時間配分をしっかりと決めておくことが大事です。

例えば、「複業は平日の18時~20時・土曜日の15時~19時しかやらない」、「日曜日は完全に休む」というように、マイルールを作ることで、息抜きをしつつ複業にも取り組むことができます。

③複業が本業に悪影響を及ぼす可能性がある

本業に不満がある方が複業を始めるとありがちなのが、本業をおざなりにした状態で複業に取り組んでしまうことです。本業でパフォーマンスを発揮できないと、上司や周りの方に複業を認めてもらえなくなる危険性があります。

「別の仕事をしているから、本業に集中できないんだ」と、ネガティブに捉えられてしまうかもしれません。複業について周りに公言し、複業の成果を報告したり、複業で得たスキルを本業にも還元したりすることで、本業と複業の両立を目指しましょう。

複業に向いている人の特徴TOP3!

①自己管理能力がある人

本業以外で複業も行うとなると、単純にすべての作業量が2倍になり、管理項目も増えます。例えば複業では、案件獲得から納期に対するスケジュール作成、優先順位付け、進捗管理まで、すべてを自分で行う必要があります。

納期に必ず間に合うように、余裕をもって作業に取り掛かることができないと、複業をこなすことは難しいかもしれません。

②自主的に動ける人

複業は自ら仕事を取りにいき、積極的にアピールしなければ何も始まりません。

複業人材を欲している企業は、自社リソースが不足していたり、スタートアップでスピードを重視していたりする傾向にあるので、自主的な行動を求められます。言われたことをこなすのではなく、プラスで提案していける人は、複業に向いているでしょう。

③継続力のある人

複業は、アンケートモニター・データ入力などの副業や、日雇いのバイトとは性質が違います。数カ月にわたり、プロジェクトに関わることも多々あります。

企業側からすると、良い複業人材に出会ったら、プロジェクト終了後もできるだけ長く事業に携わってほしいと思うかもしれませんよね。仕事を中途半端に終わらせず、継続的にパフォーマンスを発揮できる方は、複業先の企業と良い関係を築いていくことができるでしょう。

今すぐ実践できる!複業の始め方

フリーランスの方であれば一から仕事を探す方法を知っているかもしれませんが、サラリーマンの方が複業を始めるとなると、まず何からすればいいかわからないですよね。

複業すると決めたときにやるべき項目を3つピックアップしてご紹介します。どれもすぐに実践できるので、ぜひ試してみてくださいね。

①複業の目的を明確にする

複業では何にでも挑戦できるので、のちのち後悔しないよう、「なぜやるのか」・「何をやるのか」を明確にすることが大切です。

長く続けていくことを考えると、「やりたいこと」や「得意なこと」だけでなく、「世の中から求められていること(トレンド)」も意識すると良いでしょう。

②複業することを発信する

「複業で○○始めます!」と周りの方に公言することは、とても大事です。例えば複業でライティングを始めることを周りに伝えたとします。それを聞いた方の中で、出版社とつながりがある方がいるとしましょう。

その方が編集長と話しているときに、「ライターが足りないんだよね」と言われて、「そういえばこの前、○○がライティングを始めたって言ってたな」と、あなたのことを思い出すかもしれません。ビジネスチャンスはどこに転がっているかわからないので、種をまいておくことに損はないですよね。

また、公言することで「言ったからにはやらなきゃいけない」と、自分に良いプレッシャーをかけることもできます。周りの方に直接伝えるだけでなく、FacebookやTwitter、noteなどのSNSで発信をすれば、大多数の方にアピールできるのでおすすめです。

③複業専門のクラウドソーシングに登録する

クラウドソーシングは、まず1つ実績を作るために有効なサービスです。企業からすると、複業社員を採用するときに目に見える実績があると安心します。

複業初心者のときは無償でも仕事を受ける人もいますが、クラウドソーシングであればお金をもらいながら実績を作れるので、ポートフォリオを充実させることができます。

「初心者OK」、「初心者歓迎!」の仕事もたくさんあるので、まずはクラウドソーシングサービスに登録してみましょう。

 

複業はキャリアの可能性を広げる1つの手段

複業は、本業を辞めることなく新しい世界に飛び込み、出会いを増やしていけます。やりたいことがはっきりしていない人でも、複業に挑戦することで今後の方向性を決められるかもしれません。

今日ご紹介したように、複業にはメリットもあればデメリットや気をつけなければいけない点も多々あるので、どちらも理解したうえで、複業を始めるかどうか決断してみてください。

 

執筆者 もりはる

副業・複業・パラレルワーク・フリーランスなど、自由な働き方に関する情報を届けるメディア「はたらく探求部」を立ち上げ、現在は企画・編集・ライティングを担当しています。
Twitterアカウント▶@moriharu000

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