
私たちの身の回りには、生活を便利にするシステムであふれており、システム開発を行うエンジニアの需要が急増しています。そこで、エンジニアを目指して学習を始める人も多いでしょう。
しかし、エンジニアを目指すためにプログラミングスクールに通おうと思っても、どの点に注意して選択すべきかわからないという方が多いと思います。
そこで今回は、これからエンジニアを目指す人に向けて、プログラミングスクールの選び方やおすすめのスクールをご紹介します。
プログラミングスクールへ通う前に決めておくべき3つのこと
プログラミングスクールに通う前には、あらかじめ以下の3点を決めておくと良いでしょう。
- エンジニアで実現したいことの明確化
- エンジニアになるまでの期間
- エンジニアになってからの働き方
①エンジニアで実現したいことの明確化
まず始めに、エンジニアになって何をしたいのかを明確化しましょう。
エンジニアで実現したいことは、人によってさまざまだと思います。実現したいことによって学ぶべきプログラミング言語が異なるため、明確にすることでプログラミングスクールを選ぶときの指標となるのです。
また、未経験からエンジニアを目指した場合、約9割が挫折するといわれているため、モチベーションを維持するためにも実現したい目標を決めましょう。
②エンジニアになるまでの期間
目標を決めたら、いつまでに実現するのかを決めておくのが重要です。期間を決めなかった場合、ダラダラと続けてしまい、結果的に挫折するケースが多く見られます。
例えば、ダイエットでとりあえず5kg痩せようと決意した人がいるとしましょう。いつまでに痩せるのか決めていないと、毎日どれくらいの食事を摂って運動すべきなのかがわかりません。
プログラミングスクールへ通うときも同様に、期間を決めたうえで、プログラミングスクールの内容に応じて選択をするのが大切です。
③エンジニアになってからの働き方
目標と期間を決めた後に、エンジニアになってからどのような働き方をするのか考えておきましょう。
エンジニアとして働く場合、正社員として働くか、フリーランスとして活動するかの大きく2つに分けられます。
プログラミングスクールによっては、カリキュラム受講後に就職支援を行うスクールもあるため、正社員として働きたい場合はおすすめです。
一方で、フリーランスとして働く場合には就職支援などは不要なので、他の支援サービスが充実しているスクールを選ぶと良いでしょう。
プログラミングスクールを選ぶ3つのポイント
プログラミングスクールを選ぶときには、以下3つのポイントがあります。
- 自分の学習したいプログラミング言語を取り扱っているか
- サポート制度が充実しているか
- 就職のサポートはつくか
①自分の学習したいプログラミング言語を取り扱っているか
プログラミングスクールによって、扱うプログラミング言語は異なってきます。
先述したとおり、スクールへ通う前には実現したいことを明確化するのが大事です。実現したいことが決まると、どのプログラミング言語が実現に適しているかの判断ができるため、対象のプログラミング言語を扱っているスクールであるかどうかを調査する必要があります。
もし実現したいことが明確化できない場合には、初心者でも学びやすい、HTML/CSS/JavaScript/PHPなどを扱っているプログラミングスクールを選ぶのがおすすめです。
②サポート制度が充実しているか
サポート制度の充実は、プログラミング初心者の挫折を防ぐためにも重要な要素の一つです。
サポート制度としては、メンターによるサポートやSlackサポートなどがあります。メンターとは、カリキュラムを進めていく中で出てきた疑問点や、今後のキャリア相談にのってくれるカウンセラーのような存在です。
Slackサポートとは、課題でわからない点などをSlackに投稿することで、講師が回答してくれるサポートです。
もし手厚いサポートを受けたい場合は、メンターがつくプログラミングスクールを選ぶのが得策でしょう。
③就職のサポートはつくか
最近では、カリキュラム終了後に就職支援をするプログラミングスクールが増えています。
もし正社員としてエンジニアをしていきたい場合は、就職のサポートがつくプログラミングスクールを選ぶのが効果的です。
就職のサポートしては、
- 履歴書や職務経歴書の添削
- ポートフォリオの添削
- 面接練習
- 企業への紹介
などさまざまです。直接企業を紹介してくれるプログラミングスクールも存在するため、今後のキャリアに応じて選択すると良いでしょう。
短期集中でエンジニアを目指す方におすすめのスクール3選
ここでは、できるだけ早くエンジニアを目指したい方に向けて、以下3つのプログラミングスクールをご紹介します。
- TECH::CAMP
- 侍エンジニア
- WebCamp
TECH CAMP(テックキャンプ)

TECH CAMPには「TECH CAMPイナズマ」というコースがあり、1日10時間×1週間でプログラミングを身につけられます。
このコースの特徴は、大きく以下の3つがあげられます。
- 効率よく学習を進められる
- メンターに直接相談ができる
- 手を動かしながら身につけられる
TECH CAMPでは、効率的に学べるカリキュラムや進め方をしているため、できるだけ早くエンジニアを目指したい方におすすめのスクールです。
また、途中でわからない点があったとしてもメンターへ直接相談ができるため、挫折率が大きく下がるでしょう。
そして、カリキュラムは講義として話を聞くだけではなく、実際にプログラミングをしながら進められるため、確実に理解しながら学べます。
侍エンジニア(SAMURAI ENGINEER)

侍エンジニアには、すぐにエンジニアデビューができる「Debut(デビュー)」コースがあります。Debutコースでは、わずか1ヶ月でエンジニアとして活躍するための実力を身につけることができます。
コースの特徴は、大きく3つあげられます。
- 手厚いキャリアサポート
- 生徒に合わせたオーダーメイドカリキュラム
- マンツーマンレッスン
侍エンジニアでは、入学と同時にマンツーマンの専属キャリアアドバイザーが配属されるため、書類関係の添削や面接対策なども実施可能です。
また、生徒に合わせたオリジナルカリキュラムを用いて、専属講師がマンツーマンで授業をしてくれます。
将来的に正社員として働きたい方におすすめのプログラミングスクールでしょう。
DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)

DMM WEBCAMPは、未経験から最短3ヶ月でエンジニアへの転職が可能です。特徴としては、大きく3つあげられます。
- 現場に近いカリキュラム
- 充実した学習環境
- キャリアサポートの充実
DMM WEBCAMPのカリキュラムは、他のエンジニアとのチーム開発や、Webデザイナーやディレクターと一緒にチームを組んで開発を行います。
エンジニアとして働くときはほとんどの場合チーム開発になるため、事前に学んでおくことで現場に配属されてもすぐに対応できるのです。
また、入学した方は無料で利用できる教室も用意されています。自宅学習がなかなか進まない方は利用したいところです。
キャリアサポートも充実しており、カリキュラム受講後にスムーズな就職活動へと移行できます。他にも、DMM WEBCAMPと提携を組んでいる企業への紹介をしてくれるため、就職を有利に進めていけるのです。
エンジニアを目指す場合は短期集中で進めよう
今回は、エンジニアを目指す人に向けて、プログラミングスクールの選び方やおすすめのスクールをご紹介しました。
プログラミングスクールは、未経験者がエンジニアを目指すために効果的な手段の一つです。しかし、ただスクールに入学すれば良いわけではなく、目的や期間を決めてから入学するのが良いでしょう。
今回は、短期的にエンジニアを目指せるプログラミングスクールを3つ紹介したので、興味をもったスクールへの入学を検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者 Yukki
大学卒業後、第一地銀、外資系コンサルに勤務し、現在はエンジニア業務をこなしながらライター業にも従事。取り扱うテーマは、これまで勤務経験のあるテクノロジー領域を中心に発信。これまでの専門性を活かした読者のみなさまに貢献できるような内容を積極的に取り上げていきたい。